鼻のきく人・舌のこえた人 | |
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鼻のきく人・舌のこえた人―... Karl Heinz Platting 著 小川 尚 訳 学会出版センター おすすめ度 ★★★★☆ この本は嗅覚と味覚という感覚を研究したカール・ハインツ プラティヒの著です。 嗅覚と味覚は隣接した口腔と鼻腔にありお互いに大きな影響がある感覚です。 その鼻と舌について専門知識がなくても図解や丁寧な解説でわかりやすく語ってくれる。 訳者の小川 尚 氏も医学博士であり、翻訳書にありがちなトンチンカンな翻訳ではない。 嗅覚や味覚がどのような構造で脳まで伝達されるのか、など医学的な内容から フェロモン、アロマテラピー、香水にいたるまで幅広く述べられている。 訳者もあとがきでのべているが、医学生やもう少し詳しくしりたい方などには最適だと思います。 o(^-^)o カツのお気に入りポイント ----------- 以下引用 ----------- 第二次世界大戦直後、人々の嗅覚と味覚閾値は一般的な飢餓状態のため 明らかに今よりも低下していた。そのころ、フォン・スクラムリクは学生を被験者にして 紙上にハチミツをたらして作った味に道筋を、道筋からはずれないように舌でたどらせた。 味の道筋は迷路のようになっていたにもかかわらず、動機の高い被験者たちは最後まで たどり着いた。 ---------- 引用ここまで ----------- つまり、おなかがすいていると味覚の感覚が鋭くなる、、ということです。 嗅覚も同様に感覚が鋭くなります。 空腹が人の野生本能を呼び覚ますのでしょう。 プロゴルファーは昼食は食べないか、ごく軽めにすますようですが 満腹になると感覚がにぶくなるのは確かなようです。 ” ここぞ ” という勝負をかけるときは空腹でのぞみましょう。
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